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- 2020.05.02 Saturday
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JUGEMテーマ:F1
日本でテレビ放送が始まった1987年。ワールドチャンピオンはネルソン・ピケでした。
1位9ポイント、2位6ポイント、3位4ポイント、4位3ポイント、5位2ポイント、6位1ポイント。
しかも16戦中11戦が有効ポイントということで、効率よく上位に食い込みポイントを稼いでいくのがチャンピオンになる近道と言われていた。ネルソンピケはまさにその典型的で、3回の優勝にもかかわらず、実に2位が7回!効率よくポイントを積み重ねていきました。そして、リタイアが少ないということも特徴の一つでしたね。
2020年のレギュレーションでは、1位:25点 2位:18点 3位:15点 4位:12点 5位:10点 6位:8点 7位:6点 8位:4点 9位:2点 10位:1点 ファステストラップポイント:1点。全戦ポイント有効です。この全戦ポイント有効は、1991年から導入されました。さて、2020年レギュレーションだと、チャンピオンは変わるのか?知りたくないですか?今回は、当時と現在のレギュレーションでチャンピオンに変動があるのか検証していきたいと思います。
1987年当時のポイント 2020年時点でのポイント
1位 ピケ 73(76)→230 1位
2位 マンセル 61 →191 2位
3位 セナ 57 →191 2位
4位 プロスト 46 →160 4位
5位 ベルガー 36 →116 6位
6位 ヨハンソン30 →127 5位
番外
7位アルボレート17 → 49
12位中嶋 7 → 51
2020年ルールでもピケの圧勝ということです。リタイアが多い2位以下と比較して、ネルソン・ピケの安定的なポイントの取り方が目立った1年でした。上位陣は、ネルソン・ピケ以外11戦以上ポイントはおろか完走すらしていないということになります。やはり効率的にポイントを取り、リタイアをしない、優勝がダメでも、最大可能な限りのポイントを奪取するクレバーな走りがワールドチャンピオンには要求されることがわかります。
続いて、2位以下ですが、マンセルとセナが互角という結果になりました。やはりこの年のホンダエンジンは、上位を圧巻していたということになります。2年連続ワールドチャンピオンのアラン・プロストをしても、上位3台のホンダ勢には歯が立たなかったという結果です。そして、F1初参戦の中嶋悟ですが現在のレギュレーションに当てはめると意外と検討し、アルボレートより多くのポイントを稼いでいるということがわかりました。下位分析も今後の課題であり、やっていきたいと考えております。
結論です。1987年では、1年を通じて、安定して走り切ったネルソンピケが優勝回数3回にもかかわらず、圧勝のシーズンでチャンピオンを獲得したという結果になりました。現在のレギュレーションに当てはめた場合でも際立っていたということになります。
次回は、1988年です!果たしてワールドチャンピオンは変わるのか?お楽しみに。